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希土色の刻

KidocolorOhmichi's Reminiscences

HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)とビートたけし

4月19日の報道でHAIR DIMENSIONの破産を知った。

1990年代の終わり頃に巻き起こった「カリスマ美容師ブーム」の“火付け役”と言われた有名店だった。

www.fashionsnap.com

HAIR DIMENSIONと言えば一世を風靡したCHIKAさんが関わった青山店が有名だが、本店は四谷三丁目にあった。以前水喜ビルに太田プロがあった時代には斜向いの位置関係だ。

「聖子ちゃんカット」が生まれたのも、やはり四谷四丁目にサンミュージック松田聖子所属事務所)があり(現在は移転)至近であったからと聞いた。

www.qjnavi.jp

なぜ今回ここで取りあげるかと言えば、殿のヘアスタイリングもHAIR DIMENSIONにお願いしていたから。

下の画像で中央右の白いタートルネックを着ている方で確か“しょうじ(漢字失念)”さんと思う。当時同店ではトップヘアスタイリストだったはずだ。

 通常、バラエティ番組の場合は局のメイク室でメイクとヘアスタイリングも行う。しかし雑誌メディアなど、ヘアスタイリストの準備や指定がない場合は太田プロを通じ、しょうじさんにお願いしていた。

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同様に衣装も媒体側で準備や指定がない場合は堀切ミロさんにお願いしていた。

ただし通常は「たけしの挑戦状」のパッケージ撮影のようにヘアスタイリングやコスチュームの用意がしっかり決まった中で撮影する事が多い。

コント番組「OH!たけし」の場合はオンワード樫山が提供であった為、衣装は(まだ過激になる以前の)ゴルチェを着用し局のヘアメーク担当にお願いしていた。

また殿自身は撮影時にカットしてもらえるので、個人で美容室に行くことはめったになかった。

この頃は後に起こる「カリスマ美容師ブーム」以前の話で、都内で有名なヘアサロンはまだそれほど多くはなかった。

他には表参道の「スターカット」が芸能人御用達だったし「モッズヘア」などは有名だったが、どこも貧乏なボーヤふぜいが行ける料金ではなかった。

それでも業界では有名な原宿の「SPARK」に俺は通っていた。急にツンツンショートヘアになったのはこのお店のスタイリング。

さて、HAIR DIMENSIONには殿以外にもやはり芸能人の顧客が多く「オレたちひょうきん族」の収録は毎週水曜日で、同じ水曜日で生放送の「夜のヒットスタジオ」とタレントクロークでは一緒になる。司会の芳村真理さんの控室は殿の控室のちょうど裏側で、外で待つボーヤの俺と、HAIR DIMENSIONのしょうじさんや顔見知りのスタッフによく声をかけてもらったのも懐かしい。

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それにしても懐かしい名を耳にして、それが破産の話と言うのはやはり寂しいが、美容師自身は技術があるかぎり、体が動く限りきっとどこか新天地で活躍されるのだろう。